専門学校でSDGsカードゲーム

先日、福岡・博多にある「麻生公務員専門学校福岡校」の先生方を対象に「SDGs de 地方創生ゲーム」を行いました。
使用する会場の机やイスはすべて消毒済み、講師も含め全員マスク着用の上、開始前と休憩後の再開時にはアルコール除菌薬を全員利用するなど、万全のウイルス対策の中で安心してゲームを楽しむことができました。
先生方、どうもありがとうございました。

ゲーム展開は、第1ターンからお互いに声を掛け合うなど、対話が活発に行われていました。
きっと普段から先生同士のコミュニケーションが豊富なのでしょう。
とは言え、前半は各自のゴール達成が優先され、中間時点で人口のメーターが3。
ここから会場の合い言葉は「人口を増やそう!」
自分のゴールを意識しつつ、人口を増やすにはどうすれば良いかという点で全体が一致団結。
結果的には全チーム達成&地域の状況メーターも充実という結果になりました。

終了後の振り返りでも、このターニングポイントが話題になりました。
中間時点の「危機感の共有」から終了直前では「幸福度の共有」にという気づきも得られました。
地域の状況メーター=見える化の工夫は、すぐにでも学校で実現できそうという声もあり、これからがとても楽しみです。

公務員を志望する若者を指導する先生方が、ゲームを通じて貴重な体験をしてくださり、それが今後、地域を担う職員さんとなる若者たちに伝わっていく。
こうしたつながりを大切にしながら、パートナーシップで元気な地域をつくり上げていきたいものですね。

最後に、参加された先生方の感想をご紹介させていただきます。

・お話を伺って、これまでの取り組みや今現在行っていることも、SDGs に繋げて捉えることもできるのではないかと感じました。SDGs 的な視点を持って行動していくことはいろいろなことに役立つと思いま す。もちろんゲームもよかったのですが、様々な問題や原因が複合的に影響しあっていることを、「風が吹け ば…」的に、阿部先生が円形の図で示されたように、学生に伝え、理解を促す、そういう授業を採り入れた いです。あるいは、学生自身に円形の図を使って考えさせるのも面白そうです。大人では思いもよらなか ったいいアイデアが出てくるかもしれません。

・学生にも間違いなく様々な気づきがあるゲームだと感じます。 ぜひとも学生のグループワークとして実施できればと思います。

・SDGs は教養試験の時事問題としても取り上げられた実績があり、公務員を目指す学生が学べる機会が必要であると思います。
例えば、公務員総合科 1 年生のゼミ活動の研究テーマの一つに SDGs を入れてみるのも面白いかと思います。個人的にも、研修の中で学べた「より大きなゴールを見える化することで異なる価値観のステークホル ダーがパートナーシップを築くことができる。」という言葉を意識して、今後の業務に取り組んでいきたい と思っております。

・ゲームを通して様々なものを学ぶことができるだけでなく、「物事の考え方・捉え方」を自ら考えることができる点に魅力を感じました。 どのような形で学生に還元できるかはこれから検討していきます。

・このゲームを通じて、「目標を見える化する事で協力体制が築ける」ことを学びました。 これは働く上でもそうですし、学生へのアプローチという観点でも非常に大切であることを再認識致しました。 例えば、見える化という意味では、教室内の掲示物1つでも学生へアプローチできると思いました。目標を可視化した掲示物の作成もしてみたいと思います。 また、対話において「相手を一切否定せず、聴く事(傾聴)」こそが対話の基本であり、(教師というフィルター)を取って、聴くことで学生の距離が縮まる事を痛感しました。 面談等を実施する際に、取り入れてまいります。

・今回の研修で、「過去と他人は変えることが出来ない。しかし、今ここから始まる未来と自分は変えられる。」という言葉がすごく心に残りました。 学生指導をしていく中で、なかなかこちらの思いが伝わらず、歯がゆい思いや力不足を感じるとともに、どうすれば学生を良い方向に導けるか、とても難しく感じるときがあります。そのときにこの言葉を学生 に伝えることが出来たらと思っています。また、「先生というフィルターをはずすと変わることがある」という言葉をお聞きし、先生目線で見るこ とで、狭い視野の中で学生の行動を把握している部分もあったのではと改めて感じることが出来ました。

・ゲームを体験する前と後とでは、SDGs の理解度が随分変わりました。 ゲーム体験前は、あくまで「知識」としての理解でした(今思えば)。 しかし、ゲームとして体験してみて、「SDGs が何であるかや、地球規模で起こっていることを知っている」からこそ、「知った上で何をどうするか」、同時に「あなたにできることは何か」を考えなければならないという理解に深まりました。 また、同じ目的を持ち、同じ方向を向いている人が増えれば、目的は達成しやすくなる、ということがゲームで実感できました(こんな街が本当にあるなら住みたいと感じる街ができました)。 そこから考えると、間接的でも、遠巻きでも SDGs に理解や興味を示す人を増やすことが必要と考えました。私たちは幸いにして、それを伝えやすい職業なので折に触れ、伝えていくところから始めようと思いま す。SDGs をもっと勉強し、単に『今話題になっている』とか『面接で役に立つ』といった短絡的で 一過性のものではなく、持続性を強く意識し、将来を担う学生に根付かせるものとして伝えたいと思いま す。

・SDGs カードゲームのこういった体験会で毎回新たな気づきがあるのは、同じゲームでも、自分のゲーム上の役割が変わり、一緒にゲームをするメンバーが変わり、かつ、SDGs の考え方が仕事にも私生活にも 幅広く通じるものであり、その時々の自分の心境や思いなども反映されるからだと考えています。私自身は、自費でファシリテーター資格を取得しようと思っているくらい、SDGs の考え方に共感して いる人間ですが、とはいえ、価値観の押し付けになってはいけないと強く考えています。特に、学生に対して実施するのであればなおさらです。ただ、社会に間もなく出る、特に「世の中のしくみ」に関わる公務員を目指す以上、共感するか否かはと もかく、「知っておいて損はないよ」、と考えています。本校での学校生活はたかだか1~2年間、その大部分は受験勉強である以上、それ以外に学生に伝えられ ることは限られますが、この SDGs に限らず、いろんなことのかけら・端緒だけでも学生に伝えて送り出 したいという思いが、今回さらに強くなりました。

麻生公務員専門学校福岡校の先生方、誠にありがとうございました。
次世代を担う若者たちのお手伝いができるのは本当に嬉しい限りです。
今後もこのような機会があれば遠慮なくお声がけいただければ幸いです。
(麻生公務員専門学校福岡校様のご了承をいただいて投稿しています)

#SDGs #地方創生 #麻生公務員専門学校福岡校 #sdgslocal #持続可能 #カードゲーム #まちづくり #福岡 #博多